勝負スキルの獲得

 

今回は“勝負スキル”について考えてみたいと思います。

 

勝負スキルとは、

生きていくための自分のウリ(力)であったり、選ばれる根拠、

ビジネスにおいては他者より抜きんでた能力とか、

自分が提供するものの強み、といった意味でとらえてください。

 

勝負スキルの獲得については自然界に好例がありますので、

最初に見ておきたいと思います。

 

◆天敵の中に秘されたもの

植物の葉の多くは緑色をしていますが、

なにも好んで身にまとっているわけではないようです。

 

葉にとって緑色は天敵とも呼ぶべきもので、

無理に緑色の波長をあて続けると葉は枯れてしまうと言います。

 

それで太陽光を受ける際に、必要な色を吸収して

緑色だけは取り込まずに排除する能力を身に着けたのです。

 

葉=緑色という表面上の特徴から、我々は

葉と緑が一心同体のような先入観を持ってしまうのですが、

実際は生き延びるために闘っていたのです。

 

危険だから排除した天敵が、自らを象徴するカラーになるとは

なんとも皮肉な感じがしますが、

そこは天の配剤、世を見渡せばそこらじゅうに、

皮肉な関係性を見ることができます。

 

◆皮肉の深い意味

ちなみに“皮肉”という言葉の本来の意味を調べると、

語源である『皮肉骨髄』という仏教語に出会います。

 

禅宗が弟子たちの修業の理解度を評した言葉で、

理解の浅い方から、皮・肉・骨・髄と用いたといいます。

 

『本質』を理解した弟子はその深さに応じて“骨”や“髄”と褒め、

上っ面だけを見て中身を理解しない弟子を“皮”や“肉”と酷評する、

そういう意味が皮肉の語源なのだそうです。

 

一緒にいれば枯れてしまうほどの天敵や困難を、

恐怖や嫌悪の対象として上っ面で対応すれば得るところはありませんが、

成長、飛躍、進化を遂げる“天が授けた競争相手”だと本質に気づけば、

いつか変化に必要な能力を得てステージが変わるということです。

 

自然界の一部でしかない人の世も、またしかりです。

 

◆現実世界の絶対的ルール

業績を伸ばしている起業家の方々にお話を伺うと、

彼らは、『魂の掟』が明かした、

“現実世界の絶対的ルール”の体現者であることがわかります。

 

自分が何者であるかを苦労の末に見極め、

アイデンティティを手に入れます。

アイデンティティとは、「目的を持った役割」のことです。

 

前出のような天敵が自己の探求と自己の確立に貢献します。

もちろん天敵は人それぞれで、

自分にとっての天敵を正しくとらえることが肝要です。

 

困難な壁を乗り越えた人は人を惹きつける魅力を持っています。

優秀な技術者は無理難題が革新をもたらすことを知っています。

 

成功者は苦労の果てに築き上げたアイデンティティーこそが、

自らが提供する商品やサービスの土台であることを知っています。

 

その価値にこそ、対価が支払われるのです。

これが現実世界の絶対的ルールです。

 

扱うものが商品でもサービスでも店舗事業でも、

あるいは恋愛事情においても有効な現実世界のルールとして、

『魂の掟』はエネルギー交換で説明します。

 

『原本』をお持ちの方はぜひ読み返してみてください。

きっと新しい発見があるでしょう。

 

そしてエネルギーの流れと作用を意識すれば、

天敵だけでなく「敵」すらいない状態になることにも気づかれるでしょう。

 

「敵」とは、自分の偏見であったり、または先入観だったりするわけです。